修験道とはAbout “SHUGENDO”

-山伏- 山に伏す

日本人は古代から、山そのもの又は山にある岩や木に神が宿るとされ崇め立てる風習があり、山の神を信仰して来た山岳信仰を持っています。

修験道とは、その山自体をご神体(法体)として拝むことに始まり、山岳崇拝の精神を基とし、厳しい山々で修行し、懺悔などの厳しい艱難苦行を行い、困苦を忍び、心身を修練し、悟りを開いて仏果を得る日本古来のもので、万民救済をめざす実践的な宗教であるといわれています。

修験道の開祖は神変大菩薩・役行者(えんのぎょうじゃ)
【本名、役小角(えんのおづの)】とされ、各地の霊山や山岳寺院には、役行者の像が安置されています。

日向薬師は明治初年まで修験場として有名で日向修験の拠点となっており、文明18年(1486)に本山派修験の棟梁、聖護院准后道興(しょうごいん じゅこう どうこう)が奥州巡錫のさいに逗留しています。

伊勢原市登録無形民俗文化財神木のぼり〈しぎのぼり〉

伊勢原市無形民俗文化財神木のぼり

毎年4月15日に斎行する春季本尊開扉大法会(春季例大祭)で行われる行事の1つで、山伏の峯入りの様子を今に伝える数少ない伝統行事です。

地元有志による神木のぼり保存会によって執り行われています。
当時の山伏は、長く厳しい修行を終えたその証として、山から椎の大木を切り出し、四方に柱を立て縄を張った囲いの中心に立てました。
この椎の木は神木(しぎ)であり、この椎の木の大木を切り出す作業は、日向の四地区の若い衆が総出で行ったと言われています。

明治初期の神仏分離、修験の禁止により途絶えますが、百年の時を経て昭和49年に復活しました。
山伏問答で始まり、斧で護摩壇を清め、弓矢で四方の邪気を祓い、本尊不動明王の前で剣を振って煩悩を断ち切り、修験道の歴史絵巻を展開していきます。最後に神木にのぼり、行の満願とまつりの催事安全、参詣者の安穏平安を祈る祈願文を読み上げます。
この後、壇の薪木(たきぎ)に火を入れ、柴燈護摩となり参詣者の願いを書いた護摩木が火中に投げ入れられます。
その火の上を行者が渡る火床三昧(かしょうざんまい)という火渡りの儀を行います。ほぼ燃え尽きたところで行者が渡り、その後に参詣者が続き紅白の餅が配られ終了となります。
古来より続く修験道の雰囲気を感じて頂ける伝統行事です。

日向薬師オリジナルマスコットキャラクターしゅげんちゃん

日向薬師 オリジナル
マスコットキャラクター
しゅげんちゃんです!

修験者(山伏)をモチーフにしたマスコットキャラクター
「しゅげんちゃん」です。
男の子。
これから色んな所で活躍していくので、注目してください。

しゅげんちゃんの授与品ご紹介

おみくじ付き
張り子 しゅげんちゃん
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お願い
しゅげんちゃん 絵馬
1体 500円