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唐櫃 (からびつ)

彫刻・工芸・建築/その他

錦幡を入れるために造られた木製の櫃です。被せ蓋造りの箱に 6脚の足が付けられ、底裏で井桁に組まれています。材質は杉で、内外面とも黒漆が塗られています。蓋は一枚板で、内面に朱漆で薬師三尊を示す梵字が書かれ、身内部の側面には南北朝時代の延文2年(1357)6月に重順、豪海によって納め造られたことが書かれています。